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H30 ビオトープ管理士過去問 要点

問6 土壌の構造

A0層:落葉などの有機物のみでできている

A層:腐植化が進んだ有機物と無機物が混ざり合っている

B層:A層とC層の中間的性質を示し、下層土といわれる A層と比べて明るい

C層:風化した岩石の破片からなり、A層やB層の母材の部分でほとんど風化していない

R層:風化作用を受けていない基盤岩石の層

 

問8 擬態

隠蔽型擬態:周りの風景に身をまぎれさせて捕食者から見つかりにくくする擬態

制服型(ミュラー型)擬態:危険な生物があえて目立つ色彩を持って周囲に危険を知らせる擬態

攻撃型(ペッカム型)擬態:獲物の群れに溶け込んで待ち伏せしたり接近することで襲う

偽物型(ベイツ型)擬態:本当は危険を持たない生物が危険を持つ生物に似せた色彩等を持つことで身を守る擬態

 

問9 砂浜の生態系

自然の砂浜では海側から陸側に向かって様々な分け方があるが打ち上げ帯、草本帯、矮低木帯、海岸林というように植生のグラデーションが見られる。

海浜植物の特徴として植物体内からの水分の蒸散を防ぐために葉の表面にクチクラ層を発達させていたものが多い。

問15 

踏み石ビオトープ:分断され局所的な種の絶滅を引き起こす恐れのある森などをつなぎ野生生物の移動を補助する働き

エコトーン:二つの異なる環境タイプが接する境界線で植生や生物群集が徐々に入れ替わっていく部分

 

cf.水辺のエコトーンには以下のような様々な植生が見られる

(近年の護岸工事やダム建設に伴う水位の安定化によりエコトーンは消失している)

(ホテイアオイオオカナダモといった外来種の増加もエコトーンを消失させる一因)

  • 河畔林 大雨の際にしか水につからない場所に生える樹木
  • 抽水植物 根を水底に張り、茎を水上に伸ばす植物
  • 浮葉植物 根を水底に張り、茎は水中、葉を水面に浮かべる植物
  • 沈水植物 根を水底に張り、茎も花も葉もすべて水の中で生育する植物
  • 浮漂植物 根が水底に張っていないため水面に浮いて漂う移動可能な植物
  • 渓畔林 河川の上流域の谷底や斜面に生育する樹木

 

森林の段階構造とマント群落、ソデ群落

森林と草原のエッジには特有の構造が発達する。(内→外)

マント群落:くず、アケビなどのつる植物やノイバラ、タラノキなどの有刺植物が繁茂し、森林内部に風や外敵が入り込まないようにしている。ギャップ形成時には温度湿度を一定に保つ働きもしている。

ソデ群落:イノコズチ、ヤエムグラ、アカネなどの草本が中心となっており林内からの養分供給のために養分的には良好な場所である。

 

問16 環境省レッドリスト

絶滅(EX):わが国ではすでに絶滅したと考えられている種

野生絶滅(EW):飼育・栽培か、あるいは自然分布域の明らかに外側で野生化した状態でのみ存続している種

絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN):絶滅の危機に瀕している種

絶滅危惧ⅠA類(CR):ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの

絶滅危惧ⅠB類(EN):ⅠA類よりは程度が軽いもの

絶滅危惧Ⅱ類(VU):絶滅の危機が増大している種

準絶滅危惧(NT):現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては絶滅危惧に移行する可能性のある種

軽度懸念(LC):評価を行ったが上記に該当しない種

情報不足(DD):評価するだけの情報が不足している

 

EW:extinction in the wild CR:critically endangered EN:endangered VU:vulnerable

NT:near threatened LC:least concern DD:data deficient

 

問18 蝶

ギフチョウカンアオイ

コムラサキ:ヤナギ類

オオムラサキ:エノキ

ナミアゲハ:サンショウ

キタテハ:カナムグラ

ヤマシジミカタバミ

問20 3R

リユース:使用済み製品やその部品をそのままの形で繰り返し利用すること

リデュース:製品を作るときの材量を減らすこと

リサイクル:廃棄物等を資源に戻してエネルギーなどに利用すること

 

問22

自然公園法では生物多様性の確保を目的の一つに掲げ、優れた自然の風景地を保護するとともに、利用の増進を図ることとしている。自然公園の利用者が増加することは、人々の自然志向の高まりを反映するもので好ましいことであるが、その一方で従来ほとんど人が立ち入らなかった地域を利用者が訪れるようになり、生物多様性保全に支障が生じることは好ましくない。そこで自然公園法では適正な利用を図るため、立ち入り人数を制限することのできる利用調整地区の制度を設けている。

 

都市公園法:緑の基本計画に都市公園の整備の方針を定めた場合には緑の基本計画に即して都市公園を設置する

種の保存法:保存すべき種を国内希少野生動物種、国際希少野生動物種、緊急指定種、特定国内希少野生動物種に分ける。国内希少野生動物種のハビタットで重要な場所は生息地等保護区に指定される。生息地等保護区は管理地区と監視地区にわけられる。

特定国内希少野生動物種:商業的に個体の繁殖ができるかつ国際的に協力する必要がない国内希少野生動物種。譲渡引き渡しには環境大臣農林水産大臣の許可が必要

管理地区:工作物の建築、土石に採取、木材の伐採等を行う際は環境大臣な許可が必要               

 

問23

鳥獣保護区環境大臣あるいは都道府県知事が指定する。

環境大臣が指定したものは国指定鳥獣保護区都道府県知事が指定したものは都道府県指定鳥獣保護区(上の写真二枚はこれにあたる)と呼ばれる。

鳥獣保護区では狩猟が禁止されている。特に鳥獣や生息地を保護する必要な地域を特別保護地区といい工作物の新築、埋め立て、伐採には許可がいる。

 

問24

単に「天然記念物」と言う場合、文化財保護法に基づき国(文部科学大臣)が指定したものの他、都道府県や市町村などが条例に基づき指定したものもある。

 

問25 自然再生推進法

1.×本法の「自然再生事業」とは、開発事業等に伴い損なわれる自然環境と同種のものを事業区域内で創出することなどにより、損なわれる自然環境の価値を正味ゼロ(ノーネットロス)とすること、または損なわれる以上の価値を生み出す(ネットゲイン)ことを目的として行われる事業をいう。

2.〇政府は、自然再生の推進に関する基本的方向等について定めた「自然再生基本方針」を定める。

3.〇自然再生事業の実施者は、まず、地域住民、NPO、自然環境に関する専門家、土地の所有者その他の自然再生事業やこれに関連する活動に参加しようとする者、関係行政機関等とともに、「自然再生協議会」を組織することとされている。

4.〇自然再生協議会は、自然再生基本方針に即して「自然再生全体構想」を作成するとともに、「自然再生事業実施計画」の案の協議を行う。

5.〇「自然再生専門家会議」は自然環境に関する専門家からなる組織である。自然再生事業実施計画や自然再生全体構想の写しの送付を受けたとき、環境省農水省国交省からなる自然再生推進会議は自然再生専門家会議の意見を聴くこととされている。

 

問28

民有林において立木を伐採する際、その所有者であれば自由に伐採ができるわけではなく、森林法に基づき、行政の許可を得たり、届出をしたりする必要がある。(森林として利用することが相当でないと認められている民有林を除く。)森林法では立木の伐採に当たって、一般に、市町村長へ事前に届出を行うことが義務付けられている。特に保安林に指定されている立木の伐採を行う場合や、また保安林以外の森林であっても1haをこえる開発行為を行う場合は、都道府県知事の許可を受けることを義務付けている。

 

 

問32

ライトトラップ法:夜間、明かりに集まる昆虫を採取する

ベイトトラップ法:餌を用いて捕獲する

ラインセンサス法:一定の速さで歩きながら出現する鳥類を記録する

スポットセンサス法:環境区分ごとに決まった地点を設置し各地点で10分ほど観察する

フィールドサイン法:哺乳類の足跡やフンを使って調査する

他の哺乳類はネズミ類がシャーマン型トラップ、モグラ類がモールトラップを用いる

 

 

問36

平成2年に「『多自然型川づくり』の推進について」が建設省(現:国土交通省)より通達され、河川が本来有している生物の良好な生息・生育環境に配慮し、あわせて美しい自然景観を保全あるいは創出する「多自然型川づくり」が始まった。平成9年には河川法が改正され、河川砂防技術基準(案)において「河道は多自然型川づくりを基本として計画する」ことが位置づけられ、多自然型川づくりはすべての川づくりにおいて実施されるようになった。その後、場所ごとの自然環境の特性への考慮を欠いた改修や他の施工区間の工法をまねただけの画一的で安易な川づくりがなお多々見られたこと、また、河川全体を通じて自然環境をどのように保全・再生していくかのビジョンが欠けていたことなどから、平成18 年に「多自然川づくり基本指針」が策定・周知された。

 

問38 緑の基本計画

1.×都市における緑地の保全や緑化の推進に向けて、都道府県が定めることのできる計画である。市町村が都市緑地法に基づいて作成する

2.〇策定にあたっては住民の意見を反映させるように努めるべきである旨が、法律で定められている。

3.〇計画の対象となる「緑地」には樹林地や草地のほか、池沼などの水辺地も含まれる。

4.〇公園などの公共施設に限らず、工場の緑化などについても計画の対象とすることができる。

5.〇緑地の保全や緑化の推進を総合的に計画できる点で、都市におけるエコロジカルネットワークの形成を図るうえで効果的な計画であることが、国の資料において記されている。

 

問39

スダジイ:ブナ科の常緑広葉樹

オオカメノキ:アジサイみたい

ヤブコウジ:赤い実をつける常緑小低木

ヒサカキ:常緑小高木 よく見るやつ

 

問45 外来種の駆除方法

ハリエンジュ:切り株からの萌芽を防ぐために重機で抜根を行う。

セイタカアワダチソウ:夏以降になると地下茎に急速にバイオマスを蓄積し始めるので刈り取りは夏の早い時期に行い、刈り取りの他に地下茎ごと抜き取る方法がある。

オオブタクサ:芽生えが大きく見分けがつくので芽生えの段階で選択的に抜き取りを行う

 

問48

コゲラ:日本にいる小さなキツツキ

アカゲラ:赤色の模様をした中柄のキツツキ

ヤマガラシジュウカラの仲間 オレンジの体に黒い頭

カワラヒワ:スズメの仲間 黄色いからだ