下賀茂神社の植生 Part2(2021年4月10日)
調査地
Part1で調査した河合神社西部から少し北上した場所。
植生
ヤツデ
ウコギ科ヤツデ属
葉は互生で、枝先に集まってつく
葉が深くいくつにも裂けるので見分けは容易
年末にかけて白い花を複数つける
アラカシ
ブナ科コナラ属
互生
葉の上半分にのみ大きく粗い鋭い鋸歯を持つ
シラカシ
ブナ科コナラ属
葉は互生
アラカシと比べて細長く、鋸歯もまばらで鋭さも少ない
ヒイラギモクセイ
モチノキ科モチノキ属
葉は対生し、6~10対の棘状の鋸歯を持つ
ヒイラギと比べて鋸歯の数が多いこと、葉が大きいなどの違いがある
ヒイラギとギンモクセイの雑種
テイカカズラ(?)
葉が対生するつる性の常緑樹
写真にもあるように実生は葉脈に沿って白くなる
トベラ
葉は互生して、枝先に集まってつく
シャリンバイとよく似るが、トベラは全縁である
ヤエヤマブキ
バラ科ヤマブキ属
葉は二列に互生する
大きい鋸歯の方にさらに鋸歯が入る重鋸歯を持ち、葉の先端は尾状に伸びる
ヤマブキは5枚の花弁からなるが、ヤエヤマブキは写真のように八重咲している
ヤブツバキ
ツバキ科ツバキ属
葉は互生
葉身の全体に細かい鋸歯がある
タイリクオドリコソウ
シソ科オドリコソウ属
葉は対生し、卵状三角形から広卵形
マサキ
葉は対生し、稀に互生
葉の先端が鋭くとがり、基部を除くすべての場所に細かい鋸歯がある
ギンモクセイ
モクセイ科モクセイ属
葉は対生、鋸歯なし
葉身は波打ち、先端は鋭くとがる
葉の裏は黄緑色
感想
見分けをつけることが難しく、マサキの葉を何枚もとってしまった。手元に何枚もある状態で比較したら同じなのが分かるが、別々に生えていたらわからない…
他にも笹が繁茂しているところがあったり、イチョウの実生があったりした。