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吉田山の植生 Part1 (2021年4月12日)

調査地

今出川通り付近から吉田山に登ったところ(水色線内)

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植生

カナメモチ

バラ科カナメモチ属

葉は互生し、棘状の鋭い鋸歯が特徴

若葉が赤みを帯びるのも特徴

オオカナメモチと違うこととして、葉が(オオカナメモチと比べて)小さいとや葉の先端が長くなること、葉柄に鋸歯があることが挙げられる

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サカキ

サカキ科サカキ属

葉は互生

裏は則脈がほとんど見えない

枝先に爪のような冬芽があるのが特徴

シキミなとともに常盤木の代表的な樹種

ネズミモチの葉とよく似るが、ネズミモチは対生

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ヒサカキ

サカキ科ヒサカキ

葉は互生する

サカキと違い鈍い鋸歯を持ち、葉先はわずかに凹む

また、サカキと違い葉の裏面は葉脈の網目が目立つ

そしてサカキと似た冬芽を枝先につける

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トベラ

トベラトベラ

葉は互生し、枝先に集まってつく

日向の葉ほど二枚目の小さい葉のように縁が裏にまくことが特徴

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ソヨゴ(?)

モチノキ科モチノキ属

葉は互生で、よく波打つ

樹皮は灰白色で、皮目が縦につながる

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ガマズミ

ガマズミ科ガマズミ属

葉は対生し、波状の鈍い鋸歯がある

葉柄は粗い短毛が密生している

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コバノガマズミ

ガマズミ科ガマズミ属

葉は対生し、全体に星状毛があるのでふわっとした感触

ガマズミと比べて葉柄、葉が一回り小さい

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クスノキ

クスノキ科クスノキ

葉は互生し、縁がよく波打ち、三行脈が目立つ

葉脈の分岐点にはダニ室がある

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ハナゾノツクバネウツギ

スイカズラ科ツクバネウツギ属

葉は対生し、やや厚く、光沢が強い

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リョウブ

リョウブ科リョウブ属

葉は互生し、枝先に集まってつく

樹皮は鱗状にはがれ、花は白色く総状花序につくと

 

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落ち葉

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 クスノキ        ナナミノキ(?)         ケヤキ   

感想

名前を挙げた植物以外にも、モチツツジ、アラカシ、シラカシヤブツバキ、アオキ、ネズミモチソメイヨシノ、イロハモミジ、アカマツ、シュロ、ササなどが生育していた。葉のサイズが結構バラバラでリョウブとトベラを何枚もとってしまったが、特徴的な葉の付き方をしているので次からはしっかり見分けられると思う。クスノキは大学のシンボルツリーであるにもかかわらず、いまだにしっかり見分けられない。