下賀茂神社の植生 Part3(2021年4月17日,18日)
調査地
下賀茂神社の参道の両脇の植生
植生
ウバメガシ
ブナ科コナラ属
葉は互生し、枝先に集まってつく
樹皮は縦に裂ける
ヒサカキ
サカキ科ヒサカキ属
葉は互生し、葉裏は葉脈が目立つ
枝先には人の爪のような冬芽がつく
マサキ
葉は対生で枝先にやや集まってつく
枝が緑なことが特徴
葉裏で葉脈が緑色の筋として見える
シラカシ
ブナ科コナラ属
葉は互生し、ウラジロガシと並んで細い
ウラジロガシと比べて鋸歯が低く鈍く、葉面が波打たないなどの特徴がある
スダジイ
ブナ科シイ属
葉は互生し、葉裏が金色を帯びる
葉先半分に鈍い鋸歯がある
ツブラジイと比べて葉身が大きく丸みを帯びる
カツラ
カツラ科カツラ属
特徴的な葉であるので見分けが簡単
イチイガシ
ブナ科コナラ属
葉は互生で先半分に鋸歯がある
葉裏の色は白っぽくなる
葉柄に毛が密生し、淡い褐色に見える
ヤブツバキ
ツバキ科ツバキ属
葉は互生し、やや広い楕円形で細かい鋸歯が多数並ぶ
白く滑らかな樹皮
ヒイラギ
モクセイ科モクセイ属
モクセイヒイラギと比べて鋸歯が少なく鋭く、葉身が小さい
老木ほど全縁のものが多くなる
カクレミノ
ウコギ科カクレミノ属
きれいに三中裂する葉がカクレミノの特徴であるが、変異も多い
成木や枝先の葉は不分裂葉が多い
樹皮は白っぽっく平滑
エノキ
アサ科エノキ属
葉は互生で、先半分に鋸歯がある
基部から伸びる三行脈が目立つ
ウメ
バラ科サクラ属(スモモ属)
葉柄が赤くなることが多い
カナメモチ
バラ科カナメモチ属
葉は互生で小さいが鋭く硬い鋸歯が全体にあり、葉柄に鋸歯があるものも多い
若葉は赤みを帯びる
マテバシイ
ブナ科マテバシイ属
葉は互生し、全縁
葉裏は褐色を帯びていて光沢がある
枝は緑色で五陵がある
タラヨウ
モチノキ科モチノキ属
葉は互生で楕円形、硬い鋭い鋸歯がある
主脈が凹んで裏面で浮き上がっている
3枚目の写真からもわかるように葉裏を傷つけると茶色い文字が浮かんでくるので別名ハガキノキとなっている(3枚目は落ち葉)
感想
上で挙げた植物以外にも、ケヤキ、アオキ、アラカシなどがあった。
ウバメガシやマテバシイを何枚も撮ってしまい、まだ目が悪いことを実感。